Chapter 26
3月1日 月曜 夜
ポール: 今日は質問ばかり浮かんでくる日です。
ラジ: 解っています、ポール。
ポール: はじめに、どうしても確かめたい事があります。
ラジ: どうぞ。
ポール: この様にしてガイドやマスターと話すのは、私にとっては大変普通では無い事です。
ラジ: 解ります。
ポール: これはとても不思議な事で、私自身はこの様な事を体験している人を多く知っている訳では無いので、これは何か特別な事だと私は感じました。
そして貴方がマスターだと解った時、この体験は特別なものだとより強く思う様に成りました。
それだけでなく、貴方のワークはマイトレーヤやマスター達の帰還と関連していると知って、より一層このコミュニケーションが特別な事であると私は考える様に成りました。
私がただ単に自分のガイドとワークしているだけならともかく。 この事により、私の状況がより複雑になってくると思うのです。 これに関してどの様に臨めば良いのかアドバイスを下さい。
ラジ: サンキュー、ポール。 貴方の状況を明確にしてみましょう。
第一に、私が貴方のガイドに成ったプロセスはとても標準的なものでした。
私が貴方のガイドであったのは、言わば偶然です。 (一般的)ガイドよりは私がより先に進んでいたと言うだけの事です。
私のワークがキリストやマスター達の再来と関係しているのは、貴方とは関係がありません。 私は貴方に私自身の仕事を教えただけで、それ以上のものではありません。
いいですか、ポール? 貴方はガイド(それがマスターであるにしろないにしろ)とコミュニケーションする為に「選ばれた」訳ではありません。
貴方が自身をオープンにして、自分のガイドとコンタクトする事を望んだのが(たまたま)今だったというだけの事です。
「貴方がこれをしようと選んだ時が、ちょうど重要な世界規模のイベントの時期と重なった事」は私の関知する事では有りません。これはただ偶然そうなったのです。
しかしこのイベントが起こっても、貴方は自分の均衡を保ち、『貴方の「存在」が内的に開いていく事』に関して明確であり続けて、このイベントと上手く対処しなければいけません。
だから我々はマイトレーヤに関して話しているのです。 もしこれ以外にも貴方が関係する世界的出来事がある様なら、それに関しても話す事になります。
私が貴方とワークしている第一の理由は、貴方がガイドと共にワークしたいと要求したからです。
そして貴方にとっては私がそのガイドです。 徹頭徹尾、私は貴方の為に貴方とワークしているのです。 それ以上でも以下でもありません。
ポール: サンキュー、ラジ。
今日の午後の会話で貴方は、キリストの再来は直ぐそこに迫っていると言いました。
しかし、その後クレーム氏はこの三月に(マイトレーヤ)が出現するのではなく、「それは春後半になる」と言っているのを私は発見しました。
私はこのくい違いに固執する積りはありませんが、しかし何故くい違いがあるのか不思議に思います。
ラジ: ポール、言いたい事を言うのは良い事です。
これに関してはクレーム氏が間違っています。 それ以上の事は私は言いません。
貴方はそれまで待って確かめる必要があります。
ポール: 貴方が「(キリストの)再来/第二の出現」について話していたとき、それは「マイトレーヤが自分の存在とその目的をアナウンスする事」について言っていたのですか?
ラジ: いいえ、違います。
ポール: 私は混乱してしまいました。 貴方は私をからかっているのですか?
ラジ: ポール、断じてそうではありません。
ポール: ではどういう意味でクレーム氏は間違っているのですか?
[何も感じられない。]
ラジ: ポール、確かにここで理解を明確にする必要があります。
(コントロール/思考を)手放して、ただオープンに成ってください。 「私が言うだろう事」をあらかじめ把握しようとするのは止めなさい。
ポール: OK。
ラジ: イエスの誕生を知らせた星は、無明なる思考状態の上に輝き昇り「子供のキリストが人間体験の中に入って場所」へと導いたのです。
当時の人達が自分達の意識の中に生まれている「キリスト意識の存在」を認識する為には、キリスト意識を「とても新しい小さなもの」として小規模に体験するしか方法がありませんでした。
そしてキリスト意識の出現は、彼らにとってとても直接的(体感的)な形で現れました。
彼らはそのキリスト意識(の存在)が「彼ら自身」だとは考えられませんでした。 だからキリスト意識は、「誰か他の人」という形で現れる必要があったのです。 誰か新しく小さいものとして。
だから幼子イエスは、当時の人々が唯一考えられる「彼らの世界へのキリストの出現」の一番直接的/体感的な表現だったのです。
現代では、「キリスト意識」はそれ程新しい洞察(考え)ではありません。
現在多くの人々、キリスト教徒/仏教徒/ヒンズー教徒/その他の多くが「キリスト意識は自分達の中に存在している」と言う認識の傍まで来ています。
そして、ここでキリストの再来が起こるのです。
ポール、それを考えて理解しようとするのは止めなさい。
当然現在の人類の成長レベルからは、(キリストの)出現が新生児という形で概念化される(認識される)事はありません。
そうではなく、キリストの再出現は、内観的自己発見を促進する大人の援助者(Facilitator)として現れます。
人類の殆どの人は、彼(マイトレーヤ)と同等の自己認識の意識的ポイントまではまだ来ていません。
しかし人類の大半は、(少なくとも)彼ら自身の神聖が認識できるポイントまでは来ています。
この理由で(マイトレーヤという)大人が現れるのです。 この大人は、人々がその出現に注目し、その出現を信用する為の必要条件を満たしています。
人類全体の中には、様々な段階/状態の内的成長が存在しています。
それぞれの人は彼ら自身のキリスト性を、その人個人の気付きのレベル(彼/彼女が持っている信念に合致した形)で見る事になります。
しかし人々の気付き(悟り)のレベルや信念などにかかわらず、人類の卒業は確実に起こるのです。
マイトレーヤに対する信者が多くなるか、それともマイトレーヤの同僚の数がより多くなるかは、それぞれの人達の気付き/信念のレベルに比例します。
気付いている人達は、彼ら自身の内的な自己発見の広がりを遂行し続けます。
それが育っていくに従い、彼ら自身も何らかの形で援助者に成り、マイトレーヤと共に働く事になります。
彼らは、マイトレーヤの存在を眩し過ぎると感じて盲目に成る事はありません。 何故なら彼らは、マイトレーヤが彼ら自身であると認識し、(ある意味では)彼ら自身がマイトレーヤであると理解するからです。
(キリストの)再出現は既に以前から行われていると言う意味で、クレーム氏の主張している「再出現のタイミング」は間違っています。
そして再出現は、マイトレーヤが彼の存在をアナウンスした後もずっと続くのです。
夜ご飯の時間ですね。 貴方が戻り次第続けましょう。
ポール: ありがとう、ラジ。
[食事の為に中断。 食事中に私とスーザンはクレーム氏の本と「Treatise on Cosmic Fire」という本を少し読み、それに関して話しました。]
ラジ: 晩御飯を食べてから、貴方はより一層自分を焦れさせてしまった様子ですね。
もう「マイトレーヤが戻ろうが戻るまいがどうでも良い」気分に成って来ている様です。 違いますか?
ポール: 全くその通りです。
ラジ: 貴方の導いた結論は正しいのです。
貴方にとって少しでも意味のある「キリストの出現」とは、貴方自身の体験の中で「リアリティに対する貴方「自身」の知覚」が目覚める事です。
それは「貴方がドアに成る事」で起こるのです。 「マイトレーヤが戻ってくるかどうか」は、どうでも良いのです。 この点に関して貴方は全く正しいのです。
「マイトレーヤが戻ってくる」と言うアイディアと「それが貴方の生活にもたらす影響」に興味を持っていたのは、(私ではなく)ポール、貴方なのです。
貴方は、彼が戻ってくる事に対して「自分がそれと関係あるのか」知りたがっていました。 それに伴う地位や名誉や力に、貴方は関心を示していたのです。
往々にして「人が真に求めているものは、人が現在自分に必要だと考えているものではない」と示す一番手っ取り早い方法は、「必要だと考えているもの」をその人に与えてしまう事です。
だから『「外側にいる」人(例えばマイトレーヤ)と常に対応し続けなければならない事』がどれだけ貴方を消耗させるか、自分で気付くまで、私は貴方のゲームに付き合ったのです。
ポール、「世界」にはそれ自身の成長を出来るだけクリアに体験させなさい。
(キリストと英知のマスター達の出現ドラマと見えている)「それ自身の成長を体験している」この世界は、貴方「自身」の無限性なのです。
どの様な方法を取るにしろ(「自身」を貶める事無く)貴方はこの事実と直面しなければなりません。
「彼」の帰還を整えようと能動的に働いている複数のグループは存在します。
しかしそこは貴方がいる場所ではありません。 それは貴方が開いていくポイントではありません。
彼ら(マイトレーヤのサポートグループ達)が貴方よりも正しい行いをしていると考えれば考える程、貴方「自身」の「多である一つ」の体験を貴方は分離的に体験してしまいます。
「貴方の体験している事」を実証(あるいは反証)しようとして、(他者の体験と)比較したり対比させたりすれば、貴方は自分の統一性を見失ってしまいます。
貴方がお腹に感じた不満と怒りのフィーリングは、貴方が「三次元的枠組みの中に戻ったなら感じたであろう苦しみ」の予告編だったのです。
マイトレーヤが帰ってくる日がいつであろうとも、どうでも良いのです。
貴方とスーザンがどの様な方法で、どの様な目的で気付きとインスピレーションの流入を受けたとしても変わりはないのです。 流入があった時、貴方が起きていても、寝ていても、瞑想していても、凧を揚げていたとしても(大切なのはインスピレーションの流入そのものです)。
世界の中でどの様な事が起こっていようとも、貴方は『貴方の「存在」が「意識存在」として開いていく事』を容赦なく体験し続けるのです。 だから、それを受け入れてしまいなさい。
明日朝起きたら(今まで通り)日常の事を行いなさい。
しかしそれらをする前に、私と話し始める前に、貴方は自分が「意識存在」(四次元的な人)に成っている「あの場所」に行き、そのポイントから日常の事を行う様にして下さい。
そうやって、するべき(日常の)事をし終えた後で、貴方が私と話したいと思ったなら、私は喜んで貴方と話しましょう。
そして、下らないことを考えるのは止めて、自分がドアに成っている地点まで戻りなさい。
貴方がマスター達やマイトレーヤと関係を持つ事で地位や権力や栄誉を求めている限り(どれだけ穏やかに求めていたとしても)、彼らは貴方には決して近づかないでしょう。
三人の紳士が来ていた唯一の理由は、あの時貴方が本当に「キリストの現われ」であったからです。 あの時、ポールという個人は何処にも居なかったのです。
このレッスンを良く学んだなら、貴方は易々と進んで行けるでしょう。 しかし、貴方が現在浸っている見方/あり方を続ければ、貴方は後悔するでしょう。
貴方は今、私の事を「愛のフィーリングと貴方が認識しているもの」とは別の事として体験しています。
しかしポール、愛に対する貴方の考えをより広くするべきです。 愛とは「(信念が固執されている所で)リアリティを明白にする為には何でもする事」だと貴方は理解出来なければいけません。
これで今日は終わりにします。 明日また話しましょう。
ポール: [言葉が出ない]
ラジ: お休み、ポール。
ポール: お休み、ラジ。 ありがとう。
ポール: 今日は質問ばかり浮かんでくる日です。
ラジ: 解っています、ポール。
ポール: はじめに、どうしても確かめたい事があります。
ラジ: どうぞ。
ポール: この様にしてガイドやマスターと話すのは、私にとっては大変普通では無い事です。
ラジ: 解ります。
ポール: これはとても不思議な事で、私自身はこの様な事を体験している人を多く知っている訳では無いので、これは何か特別な事だと私は感じました。
そして貴方がマスターだと解った時、この体験は特別なものだとより強く思う様に成りました。
それだけでなく、貴方のワークはマイトレーヤやマスター達の帰還と関連していると知って、より一層このコミュニケーションが特別な事であると私は考える様に成りました。
私がただ単に自分のガイドとワークしているだけならともかく。 この事により、私の状況がより複雑になってくると思うのです。 これに関してどの様に臨めば良いのかアドバイスを下さい。
ラジ: サンキュー、ポール。 貴方の状況を明確にしてみましょう。
第一に、私が貴方のガイドに成ったプロセスはとても標準的なものでした。
私が貴方のガイドであったのは、言わば偶然です。 (一般的)ガイドよりは私がより先に進んでいたと言うだけの事です。
私のワークがキリストやマスター達の再来と関係しているのは、貴方とは関係がありません。 私は貴方に私自身の仕事を教えただけで、それ以上のものではありません。
いいですか、ポール? 貴方はガイド(それがマスターであるにしろないにしろ)とコミュニケーションする為に「選ばれた」訳ではありません。
貴方が自身をオープンにして、自分のガイドとコンタクトする事を望んだのが(たまたま)今だったというだけの事です。
「貴方がこれをしようと選んだ時が、ちょうど重要な世界規模のイベントの時期と重なった事」は私の関知する事では有りません。これはただ偶然そうなったのです。
しかしこのイベントが起こっても、貴方は自分の均衡を保ち、『貴方の「存在」が内的に開いていく事』に関して明確であり続けて、このイベントと上手く対処しなければいけません。
だから我々はマイトレーヤに関して話しているのです。 もしこれ以外にも貴方が関係する世界的出来事がある様なら、それに関しても話す事になります。
私が貴方とワークしている第一の理由は、貴方がガイドと共にワークしたいと要求したからです。
そして貴方にとっては私がそのガイドです。 徹頭徹尾、私は貴方の為に貴方とワークしているのです。 それ以上でも以下でもありません。
ポール: サンキュー、ラジ。
今日の午後の会話で貴方は、キリストの再来は直ぐそこに迫っていると言いました。
しかし、その後クレーム氏はこの三月に(マイトレーヤ)が出現するのではなく、「それは春後半になる」と言っているのを私は発見しました。
私はこのくい違いに固執する積りはありませんが、しかし何故くい違いがあるのか不思議に思います。
ラジ: ポール、言いたい事を言うのは良い事です。
これに関してはクレーム氏が間違っています。 それ以上の事は私は言いません。
貴方はそれまで待って確かめる必要があります。
ポール: 貴方が「(キリストの)再来/第二の出現」について話していたとき、それは「マイトレーヤが自分の存在とその目的をアナウンスする事」について言っていたのですか?
ラジ: いいえ、違います。
ポール: 私は混乱してしまいました。 貴方は私をからかっているのですか?
ラジ: ポール、断じてそうではありません。
ポール: ではどういう意味でクレーム氏は間違っているのですか?
[何も感じられない。]
ラジ: ポール、確かにここで理解を明確にする必要があります。
(コントロール/思考を)手放して、ただオープンに成ってください。 「私が言うだろう事」をあらかじめ把握しようとするのは止めなさい。
ポール: OK。
ラジ: イエスの誕生を知らせた星は、無明なる思考状態の上に輝き昇り「子供のキリストが人間体験の中に入って場所」へと導いたのです。
当時の人達が自分達の意識の中に生まれている「キリスト意識の存在」を認識する為には、キリスト意識を「とても新しい小さなもの」として小規模に体験するしか方法がありませんでした。
そしてキリスト意識の出現は、彼らにとってとても直接的(体感的)な形で現れました。
彼らはそのキリスト意識(の存在)が「彼ら自身」だとは考えられませんでした。 だからキリスト意識は、「誰か他の人」という形で現れる必要があったのです。 誰か新しく小さいものとして。
だから幼子イエスは、当時の人々が唯一考えられる「彼らの世界へのキリストの出現」の一番直接的/体感的な表現だったのです。
現代では、「キリスト意識」はそれ程新しい洞察(考え)ではありません。
現在多くの人々、キリスト教徒/仏教徒/ヒンズー教徒/その他の多くが「キリスト意識は自分達の中に存在している」と言う認識の傍まで来ています。
そして、ここでキリストの再来が起こるのです。
ポール、それを考えて理解しようとするのは止めなさい。
当然現在の人類の成長レベルからは、(キリストの)出現が新生児という形で概念化される(認識される)事はありません。
そうではなく、キリストの再出現は、内観的自己発見を促進する大人の援助者(Facilitator)として現れます。
人類の殆どの人は、彼(マイトレーヤ)と同等の自己認識の意識的ポイントまではまだ来ていません。
しかし人類の大半は、(少なくとも)彼ら自身の神聖が認識できるポイントまでは来ています。
この理由で(マイトレーヤという)大人が現れるのです。 この大人は、人々がその出現に注目し、その出現を信用する為の必要条件を満たしています。
人類全体の中には、様々な段階/状態の内的成長が存在しています。
それぞれの人は彼ら自身のキリスト性を、その人個人の気付きのレベル(彼/彼女が持っている信念に合致した形)で見る事になります。
しかし人々の気付き(悟り)のレベルや信念などにかかわらず、人類の卒業は確実に起こるのです。
マイトレーヤに対する信者が多くなるか、それともマイトレーヤの同僚の数がより多くなるかは、それぞれの人達の気付き/信念のレベルに比例します。
気付いている人達は、彼ら自身の内的な自己発見の広がりを遂行し続けます。
それが育っていくに従い、彼ら自身も何らかの形で援助者に成り、マイトレーヤと共に働く事になります。
彼らは、マイトレーヤの存在を眩し過ぎると感じて盲目に成る事はありません。 何故なら彼らは、マイトレーヤが彼ら自身であると認識し、(ある意味では)彼ら自身がマイトレーヤであると理解するからです。
(キリストの)再出現は既に以前から行われていると言う意味で、クレーム氏の主張している「再出現のタイミング」は間違っています。
そして再出現は、マイトレーヤが彼の存在をアナウンスした後もずっと続くのです。
夜ご飯の時間ですね。 貴方が戻り次第続けましょう。
ポール: ありがとう、ラジ。
[食事の為に中断。 食事中に私とスーザンはクレーム氏の本と「Treatise on Cosmic Fire」という本を少し読み、それに関して話しました。]
ラジ: 晩御飯を食べてから、貴方はより一層自分を焦れさせてしまった様子ですね。
もう「マイトレーヤが戻ろうが戻るまいがどうでも良い」気分に成って来ている様です。 違いますか?
ポール: 全くその通りです。
ラジ: 貴方の導いた結論は正しいのです。
貴方にとって少しでも意味のある「キリストの出現」とは、貴方自身の体験の中で「リアリティに対する貴方「自身」の知覚」が目覚める事です。
それは「貴方がドアに成る事」で起こるのです。 「マイトレーヤが戻ってくるかどうか」は、どうでも良いのです。 この点に関して貴方は全く正しいのです。
「マイトレーヤが戻ってくる」と言うアイディアと「それが貴方の生活にもたらす影響」に興味を持っていたのは、(私ではなく)ポール、貴方なのです。
貴方は、彼が戻ってくる事に対して「自分がそれと関係あるのか」知りたがっていました。 それに伴う地位や名誉や力に、貴方は関心を示していたのです。
往々にして「人が真に求めているものは、人が現在自分に必要だと考えているものではない」と示す一番手っ取り早い方法は、「必要だと考えているもの」をその人に与えてしまう事です。
だから『「外側にいる」人(例えばマイトレーヤ)と常に対応し続けなければならない事』がどれだけ貴方を消耗させるか、自分で気付くまで、私は貴方のゲームに付き合ったのです。
ポール、「世界」にはそれ自身の成長を出来るだけクリアに体験させなさい。
(キリストと英知のマスター達の出現ドラマと見えている)「それ自身の成長を体験している」この世界は、貴方「自身」の無限性なのです。
どの様な方法を取るにしろ(「自身」を貶める事無く)貴方はこの事実と直面しなければなりません。
「彼」の帰還を整えようと能動的に働いている複数のグループは存在します。
しかしそこは貴方がいる場所ではありません。 それは貴方が開いていくポイントではありません。
彼ら(マイトレーヤのサポートグループ達)が貴方よりも正しい行いをしていると考えれば考える程、貴方「自身」の「多である一つ」の体験を貴方は分離的に体験してしまいます。
「貴方の体験している事」を実証(あるいは反証)しようとして、(他者の体験と)比較したり対比させたりすれば、貴方は自分の統一性を見失ってしまいます。
貴方がお腹に感じた不満と怒りのフィーリングは、貴方が「三次元的枠組みの中に戻ったなら感じたであろう苦しみ」の予告編だったのです。
マイトレーヤが帰ってくる日がいつであろうとも、どうでも良いのです。
貴方とスーザンがどの様な方法で、どの様な目的で気付きとインスピレーションの流入を受けたとしても変わりはないのです。 流入があった時、貴方が起きていても、寝ていても、瞑想していても、凧を揚げていたとしても(大切なのはインスピレーションの流入そのものです)。
世界の中でどの様な事が起こっていようとも、貴方は『貴方の「存在」が「意識存在」として開いていく事』を容赦なく体験し続けるのです。 だから、それを受け入れてしまいなさい。
明日朝起きたら(今まで通り)日常の事を行いなさい。
しかしそれらをする前に、私と話し始める前に、貴方は自分が「意識存在」(四次元的な人)に成っている「あの場所」に行き、そのポイントから日常の事を行う様にして下さい。
そうやって、するべき(日常の)事をし終えた後で、貴方が私と話したいと思ったなら、私は喜んで貴方と話しましょう。
そして、下らないことを考えるのは止めて、自分がドアに成っている地点まで戻りなさい。
貴方がマスター達やマイトレーヤと関係を持つ事で地位や権力や栄誉を求めている限り(どれだけ穏やかに求めていたとしても)、彼らは貴方には決して近づかないでしょう。
三人の紳士が来ていた唯一の理由は、あの時貴方が本当に「キリストの現われ」であったからです。 あの時、ポールという個人は何処にも居なかったのです。
このレッスンを良く学んだなら、貴方は易々と進んで行けるでしょう。 しかし、貴方が現在浸っている見方/あり方を続ければ、貴方は後悔するでしょう。
貴方は今、私の事を「愛のフィーリングと貴方が認識しているもの」とは別の事として体験しています。
しかしポール、愛に対する貴方の考えをより広くするべきです。 愛とは「(信念が固執されている所で)リアリティを明白にする為には何でもする事」だと貴方は理解出来なければいけません。
これで今日は終わりにします。 明日また話しましょう。
ポール: [言葉が出ない]
ラジ: お休み、ポール。
ポール: お休み、ラジ。 ありがとう。
スポンサーサイト