October 09, 2010 ©NWFFACIM
2010年1 0月 9日
原文テキスト
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オーディオ&ビデオ
こんばんは、ようこそ。
一緒に少し瞑想しましょう。
[瞑想]
今夜はACIMのテキストは読みません。 それは来週にしましょう。
ポールに言って聞かせるべきことがあります。
これは皆さんにとっても聞く価値のあることなので、今晩はこれに関して話します。
特別な関係を解除する、それを無効にする一番良い方法は何でしょうか?
これはとてもシンプルなことです。
これはポールが自分のガイドと繋がろうとした最初の夜に行った事です。
そして彼は各ギャザリング(会合)の前には必ずこれをしています。
「私はキリスト意識の表明だけを許可します。 私は父の意志に成ることと調和しているものだけを許可します。」と彼は言うのです。
(ここでは「だけ」という言葉が重要です。)
つまり、
「私の意志ではなく、あなたの意志がなされますように。 聖なる真理/生命/愛の統治だけを私の中で成立させて、私の自意識は全て自分の中から追い払います。 そしてあなたの言葉で、人類全ての愛情を豊富にし、それが彼等を統治するようにしてください。」
そしてポールにとってこのフレーズは、「それが私と共に彼等も統治するようにしてください。」と言う意味なのです。
何故なら「私の意志ではなく、あなたの意志が行われますように。」と言う課程で、人は自身の愛情がより深く豊かになることを可能にしているからです。
これは素晴らしいことです。 これが起こると知っていることは素晴らしいことです。 これによりあなたは変わるでしょう。
これによりあなたの愛情が、あなたの愛の関係が、より深く豊かになるでしょう。
そして同胞に対するのあなたの振る舞いがより愛情深くなり、それが祝福となるのです。
さて、ポールはここ数週間大変な思いをしていました。
いや数週間どころか、ファウンデーションの新しい住処を準備し始めて以来、ポールは職人さん達とやり取りし、見積もりを取り、様々なアイディアを聞き、そして通常より多くエゴの力を感じていました。
ポールは自分が操られている、指図されている、特定の人の視点だけからものを見るように強制されている(と感じていました)。
しかし「あなたはどうして欲しいのですか?」とポールは聞いて欲しかったのです。
何故なら必要な施設/工事はかなり特殊なものだから。{とポールは感じていました。 訳註}
(ポールが人々のそれらのアドバイスに従わなかった)その結果として、人々の考えにポールが従わない限り彼等はプロジェクトに参加することを拒否し出しました。
さて、ここで何が起こったでしょうか?
この状況はポールを特別な関係へと導いて行きました。
彼等(人々)から必要を満たしてもらう為には(必要な事/作業を彼等にしてもらう為には)、自分は完全に正直では居られない(自分が必要としていることをそのまま正直には言えない)とポールは感じ始めたのです。
ポールは人々の要求に左右され始め、自分の中で居心地悪く感じ始めました。
そして今晩のミーティングの数時間前にポールはやっと、「私はキリスト意識の表明だけを許可します。」という言葉を思い出しました。
解りますか?
これが答えなのです。 上記のフレーズが、ここ数週間の全てに対する答えなのです。
他の人達がポールをコントロールしようとしていた時、自分たちの考え方にポールが同意しないならサポートを拒否しようとしていた時、ポールはこのフレーズを思い出し、それを実行するだけで良かったのです。
さて私は今まで長いこと「二つのステップ」を行なう重要性を説き続けて来ました。
「二つのステップ」とは、行動/反応し始める前に躊躇して「父よ、ここの真理は何ですか」と訊ねることです。
「父よ、何を知るべきなのでしょうか?」
これは「父よ、私はキリスト意識の表現だけを許可します。」と言うことと同じです。
これはどういう意味でしょうか?
私はキリストと共に並び立つものだけを選びます。
私はキリストの視点だけを選びます。 職人の視点ではなく、事態をコントロールしようとしている人達の視点ではなく。
自分の中に入って『父よ、私はキリストの意識を表現するものだけを許可します。「父の意志に成ること」と調和するものだけを許可します。』(と言うべきなのです。)
解りますか?
ポールの意志ではなく、職人の意志でもなく、誰か他の人の意志でもなく、
父の意志を尊重するのです。
何かをすることが出来る立場にいる場合、あなたは必要を満たすこともできるし、と同時に自分個人の欲求を満たすことも出来るでしょう。
「やったー! 私は自分のしたい様にしたい事が出来る。」
これもまた、「私はキリスト意識の表明/表現だけを許可します。 私は父の意志に成ることと調和するものだけを許可します。」から気持ちをそらしてしまう考えです。
これについて考えなさい。
ポールはこれについて考える必要があります。
そして私はこの方向にポールを導こうとしているのです。
何故あなたは「キリスト意識だけを表現すること」そして「父の意志に成る事と調和しているもの」を選ばないのでしょうか?
もしあなたがそれ以外のことをしているなら、あなたは確かに父の意志に成ること以外をしており、その時あなたは調和していないのです。 その時あなたは父との関係の外にいるのです。
こうして孤児の体験が始まってしまうのです。 特別な関係が事態を支配してしまいます。
すると、どれだけたくみに特別な関係を築いても、それは地獄の(苦しみの)体験です。
それは「父の意志があなたの居るそこに揺ぎ無く表現されている調和的体験」ではなくなってしまいます。
するとどうなるでしょうか?
するとポールは焦れてしまい、感情的になってしまい、怒ることが正当化出来る(自分は怒るべきだ)と感じ始めます。
そして意地悪になってしまいます。
それは彼の性質/本質ではありません。
怒ることや意地悪に成ることは、誰の性質/本質でもないのです。
しかし自身の源から分離し、自分の生まれた権利以外のものを体験してその居心地悪さを感じた場合、人はそのようになってしまうのです。
それでも、あなたがそれを忘れていても、あなたの持って生まれた権利(あなたが父から継承しているもの)はそこに手付かずで保たれていて、あなたがそれに気付くのを待っています。
それに気付いていられないときポールは焦れて怒ってしまうのです。
そのような(分離)意識を持っているとき、人はキリスト意識だけを表現しようとしたくなくなるのです。 父の意志に成ることと調和しているものだけを表現したくなくなってしまうのです。
特別な関係に関する先週の話は複雑に聞えたかもしれませんが、これはいたってシンプルなことなのです。
そして私がポールとそしてあなた達一人一人にお願いしていることもシンプルなのです。
何が起こっているにしろ、どのような状況に面していたとしても、反応したり何か言ったりする前に「私はキリスト意識の表明だけを許可します。 私は父の意志に成ることと調和するものだけを許可します。」と言い考えてください。
それ以外のことはすべて(なんらかの意味で)地獄の体験(苦しみ)です。
だから、あなたの意志(意識)を父に向けるという、このシンプルなことがあなたの利益に(あなたのために)なるのです。
あなたの意思(意識)を父の意志(意識)の表現にしなさい。
何故なら、それこそがあなたの本当の意志(意識)なのだから。
独立独尊したあさはかな表現や体験のためにあなたの意志があるわけではないのです。
あなたの意志は、父の意志と合わせる(統合させる)ためにあるのです。
そうすれば自由意志の不調和があなたの体験内から消えさります。
そして本当のところ、あなたの意志は既に父の意志と統合されているのです。
そしてポールもあなたも、これ(自分の意志を神の意志と合わせること)をすることを死ぬまで待っているべきではないのです。
今日これをしなさい。 今ここで。 今の政治状況の中で、今の経済状況の中で、今の社会状況のなかで、今の宗教状況の中で、今のビジネス状況の中で。
たとえば、あなたが職人さんと関わっている時、反応/反発を止めて躊躇し、「私はキリスト意識だけを表現します。 何故なら私は地獄ではなく天国を体験したいから。」 と言いなさい。
解りますか?
これらの言葉は今現在のあなたにはあまり意味が感じられないかも知れません。 しかしポールにとっては、これらの言葉に意味があるのです。
何故なら、これらの言葉はポールにとっては、彼が体験していることよりも偉大なもののために、(最悪の夢、居心地悪い夢、満たされない夢ではなく)彼の目覚めに貢献することのために、自分の最善の判断や選り好みをいったん脇に置くことを意味しているからです。
だから彼(ポール)が「これだけを許可しますとか、あれだけを許可しますとか」言っている時、彼はそれ以外のことは許可していないのです。
その時彼は「自分が既に知っていること」は許可していないのです。 何故なら「彼が既に知っていること」は彼を目覚めには導いていないから。
そうして、彼は(「自分が知っていることや、自分が知っていたこと」ではなく)「自分に聞えてくること」を選ぶのです。
これが、同胞と一緒に居る時あなたのとるべき態度なのです。
たとえば、あなたの同胞がエゴに基づいて行動しているように見えている時、あなたが「愛」の現われに成りたいと思ったなら、あなたはこのようにするべきなのです。
あなたは(相手との緊張を減らして出来るだけ苦しまなくて済むようにするのではなく)「成就/満たされること」が起こっている場所に成るべきなのです。
これを常時し続けるよう、私はあなたとポールに注意を与えているのです。
あなたの父や精霊や私(イエス)と静かなプライベートな時間をもっている時だけでなく、一日中どのような行動をしている最中でも、これをし続けるべきなのです。
何故なら「より多くのリアリティ」を求めてはいけない理由があるでしょうか?
あなたの行っている全ての仕事や取引や関係の中により良い答えを求めてはいけない理由があるでしょうか?
何故そうしないのですか?
「エー、これにそこまで注意を払う必要はないでしょう。
私は一休みする必要があるから、そのような献身をそれ程続けてはていられません。」
いいえ、続けるべきなのです。
あなたは特別な関係から来る地獄を続けてはいられないのです。
あなたはいつなんどき失敗するか解らない取引を続けてはいられません。
あなたは苦しみを続けてはいられません。
そしてこれがそれを止める方法なのです。
そしてこれは当然ポールにも当てはまります。
これはポールにとっても納得出来ることです。
(ポールには、そしてあなた達のいる世界の中には、つまりあなた達の中には)自己正当化する傾向がまだ残っています。 激怒はしなくとも、やり返したい、「おあいこ」にしたい、「目には目を、歯には歯を」という感覚はまだ残っています。
それは癒やしではありません。
それは「キリスト意識を表現しているもの」だけを許可している状態ではありません。
だからポールはそれ(自己正当化と仕返し)を手放す必要があります。 そして皆さんもそれを手放さなければいけません。
それは癒やしに繋がる変容をもたらす方法には成り得ません。
それは人の持って生まれた聖なる権利を新しく確立し直すことにはなりません。
それは喜びと平和が再び現れることを可能にはしません。
ならば、それ(自己正当化としっぺ返し)は重要でしょうか?
「神の子に成るために、それ程の努力をしなくてはいけないのですか?」とあなたは言うでしょうか?
もしかしたら、それ程の努力はしなくていいかもしれません。
しかし、あなたは自分を神の子(それが本当のあなたです)にし続けなければいけません。
何故ならそうすることで、あなたはより神の子に成れるのだから。
そこにあなたの良きことがあるので、あなたはこれをするべきなのです。
そのためにポールとそして皆さんは、状況を良く見て、あなたの中に自己正当化や「ベストを尽くす事への嫌気」があって問題を作っていないか、状況の癒やしを拒んでいないか、聖なる瞬間への障害になっていないか見る必要があります。
それが取り除かれたなら、人の(あなたの)愛情が豊かになり、そのことが全ての人の愛情を豊かにします。
私が今晩あなたとポールに知らせていることは重要だけれど、これだけシンプルなのです。
このことと一緒に居なさい。 このことに自分を変えさせなさい。
{キリスト意識の表明}「だけ」という言葉をあなたの日々毎瞬の体験に当てはめなさい。
今夜はこれまでにしましょう。
I love you all.
来週またお会いしましょう。
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A Course in Miracles Study Group with Raj, October 9th 2010
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