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第十七章

1991年 3月2日 土曜


ポール:  私には特定の質問があると思います。

貴方も知っている通り、私はここ三日間腰が痛かったので、アポイントメントをキャンセルし、マッサージやカイロプラクターに通っていました。

最近貴方が言っている事からして、私は「故郷への誘導シグナル」から外れてしまった様に感じています。
これで正しいですか? 何が起こっているのでしょうか?

前に動いている様には感じられません。
物事が上手く動いている様には感じられていません。


ラジ: ポール、簡単に言えば、我々(貴方と私)は解除をしているのです。
貴方のこの人生の中で比較的優勢であったパターンを解除しています。
貴方が体験している身体的徴候は、この解除の一部です。

ポール:  私は聞いていますよ。

ラジ:  ハイ、ポール。 知っています。 

まずリラックスして下さい。貴方は裁判に掛けられている訳ではありません。

それから、自分が横道にそれてしまったと想像するのは止めなさい。

貴方が「腰の問題」を物理的な出来事(先日買い物を運んだりした事)と関連付けて考えている事は知っています。
しかし、「腰の問題」は物理的な出来事とは全く関係がありません。 それは「優勢な信念体系が解除されている事」と関連しています。

貴方が椅子に座って動かず私と話し続けていたとしても、物理的に引き金に成る様な出来事が無かったとしても、それでもこの解除(の徴候)は起こっていた事でしょう。
しかし確かにこの徴候は、貴方が言った様に起こりました。

[長い沈黙]

ポール: 私は聞いていますよ。

ラジ:  解っていますよ、ポール。
我々は単に、ある種の慣性を取り除いているのです。 聞き続けてください。

貴方の誕生をめぐる状況(と言ってみましょうか)はとてもトラウマに満ちており、貴方にとっては難しい事でした。

貴方が逆子として誕生しようとしている時、貴方の腰や背中が締め付けられている期間がありました。 血液がそれらの場所から押し出されて、貴方の頭や足の方へ押しやられていました。
これは物理的なダメージを残しませんでしたが、貴方はとても不自然なフィーリングと絶え間ない痛みを感じる様に成りました。

では今から、この信念を潰してしまいましょう。

確かに、貴方は二回身を翻し、自分が「後ろ」から生まれる様にしました。
しかし、貴方が「自分は物事に真正面から対処しようとしない」という信念を持ち続ける事は適切ではありません。

確かにドクターは貴方を二回ひっくり返し、貴方はそのつど元のポジジョンに戻っていました。 しかし、これが貴方の「人生に対するアプローチ」を表現していた訳ではありません。

『貴方には「人生/新しい事」に対峙せず避ける傾向がある』と云う感覚は絶対手放さなければいけません。

事実貴方は、常にシンプルな興味/好奇心そしてエネルギーを持って、「新しいもの」を覗き込んで来ました。 貴方は決して常識/習慣には捉われず、踏み均された道を歩んでは来ませんでした。

逆子として生まれて来た事が、貴方生来の「人生を歩むスタイル」を反映していた訳ではありませんが、貴方はその様な示唆を受け入れてしまいました。

そして、その時(誕生時)の辛さの記憶故に(貴方はそれをもう覚えていないのですが)「貴方が成長する時、その体験は痛みを伴う」と云う姿勢/態度を貴方は取り入れてしまいました。
だから、貴方は狭間(新しい事態)に対して常に熱心に向かって行きましたが、狭間を越えて行く時、貴方は躊躇してしまう傾向があります。

しかし狭間の特質として、一旦貴方がそこ(狭間)まで到達したなら、貴方はそこに飛び込まざる得なくなります。
これは狭間で自然と起こる「引き込みの動き」(と言っても良いでしょう)で、だから(その土壇場で起こる)貴方の躊躇は、この「自然と起こる、引き込みの動き」を苦しい体験にしてしまいます。

今ここで起こっている「卒業」の動きは、貴方にとって誕生の経験と同じぐらい重要な事だと感じられているでしょう。
貴方はそれを誤認識してはいません。 貴方はそれを過大評価してはいません。

しかしこの狭間を越えて行く為には、貴方が逆子として生まれたと云う「汚名」を、痛みの記憶(貴方はそれについて意識的に覚えてはいませんが)と共に手放す必要があります。
つまり、貴方は「この痛みが起こった状況」を赦さなければいけないのです。
貴方はその状況の全てを赦すべきなのです。

貴方の選んだ(誕生時の)姿勢、貴方の母親が選んだ出産施設(彼女は普通の病院ではなく「Christian Science Maternity Home」を選びましたが、病院であればより少ないトラウマでの出産が可能だったでしょう)、お医者さんが病院へ貴方を移す事を主張しなかった事、などを赦すべきなのです。
貴方はこれらの事は「何一つ考えた事も無かった」かもしれません。

しかし、もし貴方がこの状況を赦さず、(貴方自身を含む)関係者全員に責任を負わせる事に固執し続けたなら、貴方は上記の考えが漂っている事をいずれ見つけた事でしょう。

貴方に言って聞かせましょう。 誕生/出産は実際には起こらなかったのです。
貴方の出産に係わる諸々の状況も全く起こらなかったのです。
だから「貴方が人生に対して正対する事が出来ていない」と云う信念は間違っています。
そして推定されている罪悪感も間違っています。

貴方が完全に目覚めて、貴方自身が私と共に「ここ」に居る事を発見した時、
誕生のプロセスと誕生時の状況は誤認識(の一部)だったと知るでしょう。
誕生や死は、誰に対しても起こった事がありません。

『誕生に対するこの様な感覚/考え』や『「物質的身体の物理的成り立ちの証拠」として見えているもの』を解除するべき時が来ています。

誕生/出産という出来事にまつわる、(抜きがたい)誤解と痛みと落胆は実存していません、だから「それらが貴方の意識体験を司る事」は不可能なのです。
それら「出産に関する誤解/痛み/落胆」は、貴方の意識体験を物理的解釈に縛っている様に見えているだけです。 そして、体の物理的体験さえも物理的解釈に実際に縛られている訳では無いのです(何故なら、体もまた物理的なものではないから)。

だから、その様な誕生の感覚(出産に対する考え)と非難(責任をそこに見る事)を「いま」手放す必要があります。
それ(誕生の感覚と非難)は赦されなければいけません。 誕生の感覚から、貴方から、関係者全員から、裁き/判断を抜き取らなければいけません。 何故なら、その様な事は何も起こってもいなかったのだから。
誕生/出産は全く起こっていません。 「新しい物理的生命の開始」が起こったのではないのです。

「誕生/出産と呼ばれている事」に関する信念や、「誕生ストレスの物理的現われとして見られているもの」を解除するべき時が来ています。

そして貴方が背中に体験している(と思ってる)不安定感は、この(誕生は幻想だと云う)認識の前兆なのです。

貴方がカイロプラクターからベルトを貰った事は良い事でした。
これを使えば、「認識が起こる過程で発生する不安定化中」に貴方がバランスを取ろうとして筋肉を酷使してしまう事が防げるでしょう。

貴方は、この時点では自己批判/自己判断/自己疑念が全く適切では無い事を知る必要があります。

どの様にして「体に対する貴方の定義」を、『「真の貴方」そして「本当に貴方が居る場所」に対する貴方の理解』の中に持ち込む事が出来るでしょうか?
それは不可能です。

だから貴方は「自分の定義群が文字通り消え去る事」を見る事になります。

「自身の身体に対する貴方の定義」の大部分は、(貴方が実際には体験していない)「この誕生トラウマの体験を進展させた事」から来ています。

だから、幻想と定義群が必然的に消滅していく事を貴方が赦し(許可し)続け、意図し続け、それに対して好奇心を持ち続ける事をお勧めします。

そしてどうぞ、貴方が誘導シグナルから逸れていない事を明確に解っていてください。
貴方はここで「意味の無い道草」を食っている訳ではありません。
全て、起こるべき事が起こっているのです。

貴方の注意は今、私に向けられるだけでなく、「奇跡的な事/リアルな癒し」を観察する事に対して積極的な好奇心として現されるべきです。 癒しに対して限定期間(締め切り)を設けたりせず、それを無理矢理起こそうとせずに、それが起こる事を注意深く観察していなさい。

貴方は、『「貴方」の「リアリティ」が暴かれる事』に対して責任を負う事は出来ません。 何故なら、貴方が「貴方」の「リアリティ」を創造した訳ではないのだから。

これで今回の会話を終了します。

テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

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翻訳 岡上

Author:翻訳 岡上
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